みす☆りる あらすじ

あらすじ




tareちゃんはとても裕福な家庭で生を授かりました。
その後もエリート教育を受け、小学生のころにはすでに高等学校レベルの知識を持っていました。

唯一理解できなかったものが「ツンデレ」でした。
そもそも小学校に通う以外は他人と関係を持たない、いわば箱入り娘だったので
「付き合い始めはつっけどんな態度を取るが、だんだんとデレてくる」
「通常時はツンだが、ある特定の条件下においてデレる」
と言った定義だけは理解できましたが、全くイメージが湧きませんでした。

小学生の内に勉強しすぎて中学生の間はえらく暇だったので一日中drdrと「ツンデレ」について考えていました。
「ツンデレ同士が会話すると話は進むのだろうか?もしくは近親憎悪に陥ってしまうのだろうか?」などと考えるのは、時間も忘れていられるほど楽しかったのです。

その生活で見つけたものがPCでした。
なにか創作的な作業をするわけでもなく、ただ単にネットサーフィンをするだけだったので、だらだらと過ごすことと実質的には変わりませんでしたが、何もせずに毎日を過ごすよりはよほど有意義だとtareちゃんには思えました。

そこでも「ツンデレ」について調べてみました。
多少なりとも知識は増えましたが大して効果は得られませんでした。
エ○ゲなど知るはずもなく、人との交流を持たない彼女には限界がありました。

そんなこんなでtareちゃんは中学最後の年を迎えてしまいました。
少し遅いですが、進むべき進路(笑)を考えなくてはならない時期です。
世間知らずなら彼女でしたが、「中卒」という言葉の響きには何かまずいものを感じ取っていました。

しょうがなしにtareちゃんは、既に手放せなくっているPCで高校を探しました。
普通の勉強はしたくなかったので、専門高校を選ぶことは決まっていました。
そこである高校を見つけました。

そして、今年で16歳。今日4/1はその高校への入学日です。
どんな学園生活が待ち受けているのでしょうか?


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